Juroを創業したリーガルテックの起業家「いい弁護士はテクノロジーを脅威に感じない」

Juroを創業したリーガルテックの起業家「いい弁護士はテクノロジーを脅威に感じない」
2017年9月18日 legalnote

弁護士はイノベーションに対して積極的ではない業界と言われています。しかしながら、最近の弁護士は、古風で時代遅れの弁護士業界にうんざりしていることでしょう。Juroというリーガルサービスを提供しているリチャード・マイビーCEOは、弁護士業務における怠惰な時間を自動化し、ネゴシエーションや契約書作成などを自動化します。今ではポイントナインキャピタルなどのベンチャーキャピタルから75万ドルもの資金を調達しています。

Juroをスタートしたきっかけは何か?

創業者のリチャード氏自身がインハウス弁護士として仕事をしていた際に、日々無為な契約書の作成や確認作業に時間を取られてしまい、さらに大量のメールやpdf、スキャナー、スプレッドシートなどの管理をすることに苦戦していた経験があり、彼はそこで人工知能を駆使すればこれらの煩雑な業務に時間を取られることなく、もっと有効に時間を使うことが可能ではないかと考えました。

Juroの強みはなにか?

電子署名ツールとは異なり、Juroでは、顧客間同士の契約を自動化するため、顧客の使用する既存のビジネスシステムと統合させることで、数秒で契約を生成し、ブラウザで交渉し、指で署名することができます。Juroはマシンの学習アルゴリズムを使用してユーザーの行動を知り、顧客の行動を知ることさえできるとのことで、交渉のパターンや契約のライフサイクルを可視化でき、これにより、顧客が契約に費やした時間の約75%を節約できると考えています。

Juroの目指す、弁護士業界の未来とは?野望は?

Juroは今の事業だけでなく、顧客間のすべての契約がコードで記述され、電子署名されると考えています。これまでのところ、Juroには自社で開発したワークフローツールに対しても大きな需要があり、顧客には数万件の契約を管理するオンデマンドビジネスが多く含まれています。この基盤を基に、以前よりもさらにスマートな契約を作るためにいくつかのAIプロジェクトに取り組み、契約書以外に自動化させる術を考えています。 この事業で成功する鍵は、契約に含まれる豊富なビッグデータです。

弁護士業界の未来はどうなるか?

テクノロジーは、弁護士に取って代わるものではなく、弁護士がより業務をスリム化するのに役立つと考え、人工知能によって無駄な作業が自動化され、必要に応じて人間の判断が導入される将来を見ているようです。優れた弁護士はテクノロジーを恐れず、使いこなすことで高い価値の仕事に時間を集中することができるため、手数料の増加につながることさえあります。いずれテクノロジーは、弁護士業界も変えることは明白でしょう。

参照:Forbes