これからの時代は「予防法務」

これからの時代は「予防法務」
2017年4月27日 legalnote
In ビジネス

弁護士が世の中を変えることは「いまのところ」出来ません。常に依頼者や問題の発生した個人企業に対して裁判訴訟の対応を行い解決する「臨床法務」に取り組んできたからです。

しかし、これから求められているのはいかにトラブルの火種を取り除き、問題が起きる前にそれを解決できる、防ぐことができるか、いわるゆ「予防法務」です。医療分野でも、病院に通う前にまずは「予防」して健康に保ちたい。誰も最初は病気になりたくなかった、病院に通いたくはなかったはずなのです。これは弁護士にもいえることで、誰も弁護士に相談したくないし、裁判所に行って訴訟なんてしたくない。

これから弁護士に求められるのはトラブルへの予防と管理と考えると、その第一歩は、発生しうるトラブルの予測だと思います。

テック業界でも「予測」はとても重要

新しい商品・サービスの投入検討時、必ず行うのが「需要予測」です。「需要予測」を行うには、顧客ニーズを的確に捉えなければなりませんが、既に市場に投入済みの商品・サービスであればいざ知らず、これから設計・開発していこうという新しい商品やサービスについての顧客ニーズは簡単に捉えられるものではありません。
まずは、マーケティング用語でいうところのシーズやウォンツを捉え、そこから潜在的なニーズを探っていくという方法が想定されますが、実際の調査で用いられるアンケートやインタビューといった方法では、十分なデータが収集できない場合が多いです。
しかしながら、「ビッグデータの活用」やICT、IoT技術の発展により、需要予測の進め方は急激に変わり始めています。このデータは例えばどのような状況であれば離婚に至りやすくなるか、事件沙汰に巻き込まれる可能性が高くなるか、その人の
・経歴
・住環境
・行動履歴
・性格
・財産などなど

個人や企業の傾向を予測してトラブルが引き起こされやすい状況を分析して防ぐサービスが求められています。